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プレスリリース: ハルキウ医学・生物医科学研究所[Kharkiv Institute of Medicine and Biomedical Sciences、ウクライナの私立医科大学]東京オフィス開設のお知らせ

日付: 2025年1月31日

ハルキウ医学・生物医科学研究所(Kharkiv Institute of Medicine and Biomedical Sciences)は、これまでのウクライナ国内での国際的な活動をさらに強化し、日本市場への参入を果たすため、公式の東京オフィス[事務所]を開設いたしました。

東京オフィス情報:

住所: #716 Nakano Station Residence, 2-24-9 Nakano, Nakano-ku, Tokyo, 164-0001, Japan

東京オフィス開設により、当研究所[高等教育機関、日本の単科医科大学に相当]の教育・研究プログラムや国際協力の推進が、より一層進むと期待しています。

2022年2月24日より開始されたウクライナに対する全面的なロシアによる侵略戦争が終結した暁には、我が国から更に多くの学生を、医学部/歯学部/薬学部に募集すると共に、医療とバイオメディカル分野の最新の研究成果を日本の医療機関や大学と共有し、共同研究や研修プログラムの機会を創出していく所存です。

今後、東京オフィスを拠点に、さまざまな留学セミナーを開催し、日本での学生ならびに卒業生同士のネットワークを構築していきます。

目次

KHIM 在校生懇親会 in Tokyo 2024

現在、医学部基礎医学課程は完全オンライン講義で実施されており、オンラインシステムで最先端の学びのスタイルを提供しております。ウクライナ政府により遠隔教育が法律的に認められている状況下、自宅にいながら医学、歯学、薬学などの専門知識を深めることが可能です。

更に、昨年の2024年度より、ルーマニアのヤシに付属病院、及び臨床トレーニング・センターを開設したことにより、本学の学生はルーマニアでの医学臨床実習を公式な単位として認定され、ウクライナに渡航しなくとも卒業し、ウクライナ国家の医師資格が授与される制度が国家の教育省、内務省、外務省と共に設立されました。以下、ルーマニアのトレーニング・センターの写真

ウクライナ政府による遠隔教育を認める法律[根拠条文]

The KHIM’s Online MD Course Validity & Legitimacy

On February 24, 2022, the Ukrainian government imposed Martial Law nationwide.

Hence, the Ukrainian government announced that all educational institutions must continue studies in a remote format. Official Ukrainian state regulations justify this:

  • As stated in Article 9 of the Law of Ukraine “On Education”, distance education is recognised as a legitimate and valid form of learning.
  • Article 57 of the same law guarantees educational continuity in situations like the current martial law. This includes provisions for remote learning and measures ensuring student safety.
  • The Ministry of Education and Science of Ukraine has explicitly permitted distance studies for the admission procedure for higher education.
  • The Kharkiv Institute of Medicine’s admission rules for 2023, in line with these government laws, allow for distance learning as a valid form of education.
  • The Testing Centre of the Ministry of Health of Ukraine has set up procedures for the State Qualification Exams (KROK) to be conducted abroad for the safety and well-being of students.

▪️フレキシブルな学習

自分のペースで進められるオンライン授業。忙しいライフスタイルに最適です!

▪️最新の教育技術

インタラクティブなコンテンツと動画講義で、深い理解を助けます。ウクライナは世界で初めて電子パスポート(国内利用向け)に紙のパスポートと同様の法的効力を与えました。ウクライナは近年、IT 産業が急速に発展し、「東欧のシリコンバレー」と称されております。 ウクライナの IT 技術者は、質の高さと技術力の向上で国際的に高く評価されており、特に欧米企業に対する ITアウトソーシングの拠点として、その地位を確立してきました。

▪️専門家の指導

経験豊富な教授陣が、疑問点をしっかりサポート。安心して学べます。

医学の世界への第一歩を、日本に居ながらオンラインで始めませんか?どこでも学べる環境で、あなたの夢を現実に!

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新しい学びの形で、未来の医療を支えるプロフェッショナルになりましょう!

お問い合わせ先

メール: enquire@eurostudy.co.jp

私たちの活動の最新情報は、ウェブサイトやSNSでも随時発信していきますので、ぜひご覧ください。

https://eurostudy.co

ウクライナの医師国家試験制度について

近年、ウクライナの医療教育は国際的に注目されています。特に、アメリカやドイツで医師として働くことを目指す学生にとって、その教育制度は非常に魅力的な選択肢となっています。ここでは、ウクライナの医師国家試験制度がいかにアメリカのシステムと類似しているか、またそのメリットについて詳しく見ていきます。

▪️ウクライナの医療教育制度

ウクライナにおける医療教育は、大学での6年間の医学プログラムから始まります。この教育課程は、基礎医学、臨床医学、公共医学など、さまざまな分野にわたります。また、学生は臨床実習を通じて経験を積むことが求められます。ウクライナの多くの医学校[約40校]は、WHOを含めて国際的に認証されており、特にアメリカや欧州を含む多くの国々で学位や医師資格の相互認証までも認められています。

▪️アメリカの国家試験制度との類似性

ウクライナの医師国家試験制度は、アメリカのUSMLE(United States Medical Licensing Examination)に非常に似ています。特に注目すべきは、ウクライナでは1999年から実施されている「Krok」という医師国家試験制度です。この Krok試験は、アメリカの USMLE に匹敵するもので、実際に両者の試験内容と制度設計や目的は非常に類似しています。Krok という名前は、ウクライナ語で「STEP: ステップ」を意味し、その試験制度の性質を示しています。つまり、Krok 試験は医療における臨床知識、判断力、技術を評価し、医師としての資格を得るための重要なステップと位置づけられています。

アメリカの医師国家試験も同様に、臨床的な判断力や知識を評価することを目的としています。この高い類似性は、ウクライナで医学を学ぶ学生がアメリカでの医師資格 (免許) 取得において有利に働く理由の一つです。

ウクライナでの医療教育の利点

1. 費用対効果の高い教育:

   ウクライナでの医療教育は、他の西欧諸国やアメリカに比べて学費が抑えられています。このため、経済的な負担が少なく、質の高い教育を受けることができます。

2. 国際色豊かな環境:

   ウクライナには多くの国からの留学生が集まるため、異文化交流が盛んです。これは、医療現場で国際的な視点を養う上でも非常に重要です。例えば、2022年の戦前では、インドからのウクライナ医学部への留学生が2万人、アフリカからは数万人、欧米からも相当数の学生がウクライナに学びに来ておりました。

3. 臨床経験の豊富さ:

   ウクライナの医学校では、実習が非常に重視されています。学生は早い段階から患者と接する機会が多く、実践的なスキルを磨くことができます。特に、軍事医療の分野(救命救急)では世界トップクラスです。現在は、オンラインを活用した実習にて代替しながら世界の医療機関や大学と連携しながら補完しております。

4. 英語での教育プログラム:

   多くのウクライナの医学校では、英語でのコースが開講されています。これにより、英語が母国語でない学生もスムーズに授業を受けることができます。

5.アメリカでの医師としてのキャリア

ウクライナの医師国家試験制度を経て、アメリカで医師として働くことは可能ですが、いくつかのステップを踏む必要があります。まず、USMLE を受験しなければなりません。ウクライナの教育がこの試験準備に役立つため、多くの学生がスムーズに進むことができます。

次に、アメリカでのレジデンシーに応募することになります。これも、ウクライナでの臨床経験が評価されることがあるため、大きなプラスとなります。アメリカでは、専攻によって4年から7年のレジデンシーが求められますが、ウクライナで得られた経験がこの過程を円滑に進める一助となるでしょう。ウクライナの国際的な医学教育の良さは、卒業生が世界中で幅広く活躍できることにもつながっています。

また、ウクライナでは医学部卒業と同時に医師資格が授与されます[ウクライナの医師資格は、日本の医師免許に相当:現地では、免許との表現はクリニックや病院の開業権を意味するため、免許(license )と資格(qualification)は明確に区分されています。医師資格保有者は、同国内での医療行為を行うことが許されるため、日本の医師国家試験に合格後に付与される医師免許と同等と解釈できます(EU欧州地域では、一般的に免許とはクリニックや病院などの医業に係る開業権を示す。)]
※詳細は、ウクライナの医学高等教育と医師資格付与について法的位置づけと歴史的変遷、宮下隼也、医療と検査機器・試薬 (隔月刊医療と検査機器・試薬) 巻: 47 号: 4 ページ: 352-363 発行年: 2024年08月10日

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このプレスリリースが、日本の皆様に当研究所[高等教育(単科医科大学)]の活動を知っていただくお手伝いとなることを願っております。ご質問やメディアからの問い合わせについては、お気軽にご連絡ください。

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